男性もスキンケアは必要なの?

スキンケアは女性がするもと思われていたのは昔の話。今は男性でもスキンケアをする人が増えています。男性と女性の肌質には違いがあり、男性ならではの注意点もあります。男性にもスキンケアが必要な理由と何でしょうか。

 

男性と女性の肌質はどう違う?

はじめに男性と女性の肌質の違いを確認しましょう。違いは大きく分けて「皮膚の厚み」「皮脂分泌量」「水分量」の3つがあります。皮膚の厚みはイメージしやすいですが、男性の方が厚みがあり、それによってキメが粗く硬い肌になる特徴があります。
皮脂の分泌は肌の潤いを保つために必要ですが、男性の分泌量は女性の3倍程度あるため、肌が油っぽくなったり、べたつくなどの症状が出やすくなります。その半面、水分量は女性の半分程度しかないため、乾燥しやすいなど男性の肌は意外とデリーケートなのです。

 

スキンケアをしない人の理由とは?

男性でスキンケアをしない人の理由として多いのが、「男だからスキンケアなんて必要ない」「面倒くさい」というもの。男のプライドのようなものが邪魔している形ですが、実はスキンケアを怠ると男性の肌も結構影響を受けてしまいます。
肌に悪影響を及ぼすおもな原因は「紫外線」と「乾燥」です。紫外線は体内に活性酸素を発生させますが、この酸素が肌の老化を加速させます。その結果、肌老化の三要素である「シミ」「しわ」「たるみ」につながってしまうのです。乾燥肌も悪影響が大きく、肌の水分や皮脂が不足することにより、肌がつっぱる、全身がカサカサするなどの症状が出ます。男女を問わず、紫外線と乾燥を防ぐためのケアは欠かせないことがおわかりいただけるでしょう。

 

効果的なスキンケアの方法

では、効果的なスキンケアの方法をご紹介しましょう。まず回数ですが、朝と夜の1日2回洗顔料を使って洗顔するのが基本です。朝に洗顔する目的は、寝ている間に分泌された皮脂を取り除くことで、夜は1日の活動によってついた汚れを落とすために行います。それぞれ目的が違うため、できれば1日2回行った方が効果的なケアになります。

 

手順は、まず水やぬるま湯で軽く洗います。これは、いきなり洗顔料をつけずに下洗いをすることで、あとの工程が生きてくるからです。次に洗顔料を使用しますが、よく泡立てると汚れが泡に包み込まれてよく取り除くことができます。洗顔料を効果的に使うために、水やぬるま湯を加えたら、空気を混ぜるように両手で十分に泡立てるようにしましょう。

 

洗い方のポイントは強く洗うと肌を痛めるため、円を描くような感じにやさしく洗うことが大時です。泡で顔を包み込むような洗い方が理想的といえます。そのあとすすぎに入りますが、洗顔料が顔に残らないように十分すすぐようにしましょう。

 

最後にタオルで顔をおさえるようにやさしく拭き取ります。オプションとして、洗顔後に化粧水をつけるとより効果的です。手のひらに適量取ったら、顔の中心から外側に向かってすべらせるようにつけます。

 

男性化粧品の売り上げは伸びている

 

最近はイケメンブームの影響からか、男性化粧品の売り上げは伸びているといわれます。コンビニにも男性化粧品のコーナーがあるくらいですから、確かにそうなのでしょう。最初にご紹介したように、男女の肌質は違いますので、女性用の化粧品を使っても効果が得られない場合があります。これからスキンケアに取り組みたいという方は、ドラッグストアに相談するなどして自分の肌質にあった商品を選ぶようにしましょう。男性も女性と同じで、潤いのある綺麗な肌をしていれば一段と魅力が増します。女性でも男性でも、綺麗でありたいという美意識は同じなのかもしれませんね。