<肌と年齢>40代のお肌の特徴

女性の肌は年齢によって、変化します。ホルモンや老化の減少によって起こる変化を事前に知ることで肌のダメージを減らすことが可能です。主な40代の肌の特徴は大きく5つに分けてご紹介します。

 

1.作られる皮脂の量が減少し乾燥肌や大人ニキビが起きやすい
2.コラーゲンの量の減少の影響が出て、目元や頬のたるみが出てくる
3.シワができやすくなる
4.シミができやすくなる
5.肌の色味がワントーン下がる

 

30代になって落ち着いてきた肌の皮脂量ですが、40代になると顕著に減少します。そのため起こりやすい肌トラブルが乾燥肌です。また、肌、表面に分泌される皮脂が減ることで、肌のセラミド層にある水分が空気中に出てしまうため、かさつきや木目の低下といったトラブルが出やすくなります。また、皮脂の分泌量が急激に減少した状態が続くと、乾燥が長期間続く環境に対応します。その結果、今度は過剰な皮脂分泌が発生するようになり、毛穴が詰まることで大人ニキビの発生の原因になります。大人ニキビの原因で30代はストレスや肌にあっていないスキンケアが主ですが、40代になると乾燥肌に対してのケアができていないことで起こります。

 

ハリが無くなってくるのも、40代の肌の特徴です。その原因は肌の真皮層で作られるコラーゲンの量の減少が関係しています。コラーゲンは人間の肌の弾力に大きく関係しています。コラーゲンが減少してくる40代の肌は、肌の脂肪を老化で減少した筋肉だけで支えるようになってきます。そのため、ハリが無くなり支えきれない皮膚や脂肪が垂れてくるようになります。これがたるみの原因になります。筋肉量が少ない目元、支える皮膚や脂肪が多いにも関わらず筋肉量の割合が少ない、頬や口元にたるみがでるのはこのためです。

 

シワができやすくなるのも40代の特徴です。30代よりもターンオーバーの周期が長くなり、肌の乾燥がより謙虚になるためです。40代で出てくるシワは主に二種類あり乾燥ジワや表情ジワの両方ができやすくなります。表情ジワは、表情の癖や肌ストレスの蓄積のもので、人によっては弱年齢でもできるシワですが、乾燥ジワが一気に増えるのが40代の特徴です。

 

シミができやすくなるのも40代の肌の特徴です。通常のメラニン色素の蓄積によってできるのが、老人性色素斑と呼ばれるシミです。これはメラニン色素ができた肌細胞が角質層に長時間残るようになります。その結果、本来茶色の色素がない肌の細胞が集まった場所がシミです。加えてホルモンバランスが崩れたことで、肝斑と呼ばれる、目立つ大きなシミができやすくなります。

 

最後に、30代で発生してきたくすみが40代では目立つようになります。肌の色味がワントーン下がったと実感するのが40代の肌です。ターンオーバーが減少したことで、新しく生まれる肌細胞が減少したことも大きな原因ですが、肌の血管の血行が悪くなることも大きな原因です。栄養分を運ぶ血流が減少してしまうことで、肌の細胞に行き渡る栄養分の減少と老廃物の排出が著しく遅くなります。

 

1〜5の悩みを40代の肌で解決するには、乾燥対策と肌の血流を良くする体操、女性ホルモンバランスを整える意識が重要です。乾燥肌の対策は、化粧水の後に乳液を使用して、水分補給した後の肌への油分の補給をしっかり心がけることがポイントです。またたるみやすいので、伸ばすのではなく、じんわり馴染ませることを意識するのがポイントです。顔筋体操を習慣にすることで、血流を良くしてたるみの原因を抑えることができます。女性ホルモンが減少してくるため、大豆イソフラボン等の摂取や睡眠不足がないように生活習慣を整えることで、肌のトラブルをなくし老化を遅らせることが可能です。