<乾燥肌の悩み>基本のスキンケア
「いくら化粧水を塗っても肌が粉をふく」
「乾燥肌がひどくなってブツブツまで出てきた・・・」
乾燥肌は、放置していると乾燥スパイラルに陥って様々な肌トラブルを起こしてしまいます。
そのため、乾燥肌はできるだけ早い対策が必要です。実は、乾燥肌のために行っているスキンケアが乾燥の原因になっていることもあります。そこで、こちらの記事では、乾燥肌の原因と基本のスキンケアについて、今すぐ実践できる具体的な方法をご紹介します。
乾燥肌の意外な原因と対策を表で解説!
乾燥肌は、肌のバリア機能がうまく働いていない状態です。
肌は、肌の表面で潤いベールの役割をする皮脂膜、肌の細胞内で水分をキープする天然保湿因子、細胞と細胞の間で水分をサンドイッチして閉じ込める細胞間脂質の3つのバリアで守られています。
しかし、乾燥肌では3つのバリアが少なくなって、肌から水分がどんどん出ていき、水分を留めていられません。肌のバリアが少なくなる原因は、加齢や体質、ホルモン状態、環境などももちろん関係します。ですが、多くの乾燥肌はもっと身近なことが原因です。乾燥肌の多くは、普段の生活やスキンケアによって引き起こされます。
こちらの表に特に注意してほしい乾燥肌の原因と対策について、まとめました。
原因 | 具体例 | 対策 |
---|---|---|
間違ったスキンケア
|
洗顔のしすぎ | 洗顔を見直す |
ゴシゴシ洗いなどの摩擦 | ||
化粧水をたくさんつけるだけのケア | 保湿ケアを見直す | |
乳液やクリームの不使用 | ||
刺激の強い化粧品の使用 | 肌に合わないクレンジング |
低刺激の化粧品に変える |
強すぎる日焼け止め | ||
悪い生活習慣 | 睡眠不足 | 寝始めの3時間をぐっすり眠て成長ホルモンを出す |
偏った食生活 | タンパク質・ビタミンA・ビタミンB群、質のいい脂質をしっかり食べる | |
極度のダイエット | ||
運動不足 | 適度な運動で血流促進して肌に栄養を届ける |
洗顔・保湿ケア・乾燥肌のための化粧品選びについては、次の項で詳しくお伝えします。
これだけは守って!乾燥肌スキンケアの3つの鉄則
それでは、乾燥肌のための詳しいスキンケア方法について、見ていきましょう。
乾燥肌をケアするためには、次の3つのケアは絶対必須です!必ず実行するようにしてください。
鉄則1
低刺激の洗顔料で正しい洗顔をする
鉄則2
高保湿成分でしっかり保湿をする
鉄則3
肌に優しい紫外線ケアをする
つまり、洗顔・保湿・紫外線ケアが乾燥肌にはとっても大切なのです。
3つの鉄則を守ることで、肌のバリア機能の負担を減らし、バリア力を回復させることができます。
クレンジングはクリームタイプが◎
間違った洗顔やクレンジングは、必要な皮脂まで取り除いて、乾燥を悪化させます。
乾燥肌の方は、まずは洗顔とクレンジングを見直してみましょう。
クレンジングは、洗浄力がマイルドなクリームタイプがおすすめです。リキッドタイプやオイルのクレンジングは、洗浄力が強いので注意しましょう。
洗顔は、朝と夜の1日2回、泡立てネットなどを使ってしっかり泡立て、泡を転がすように洗います。洗顔時間は、1分を目安にして、洗いすぎないことも重要です。
セラミドを取り入れよう!
乾燥肌の保湿ケアでは、保湿成分の選び方と保湿の仕方が重要です。
乾燥肌をケアするためには、スキンケアの基本でもある、化粧水→乳液→クリームの順の3ステップの保湿をしましょう。化粧水だけでは、水分を閉じ込められず、乾燥が悪化してしまいます。
おすすめの保湿成分は、セラミドです。肌のバリア機能の約80%は、細胞間脂質が担っています。セラミドは細胞間脂質の主要成分であるため、保湿力がとても高いです。
紫外線吸収剤は×
紫外線は肌の乾燥を加速させるため、乾燥肌の方は紫外線のケアを怠らないようにしましょう。
日焼け止めには、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。紫外線吸収剤は、肌の上で化学反応が起きるため、刺激が強いです。一方で、紫外線散乱剤は細かい粉で紫外線を反射してブロックします。乾燥肌で肌が敏感になっているときは、刺激が少ない紫外線散乱剤を選ぶといいでしょう。
まとめ
乾燥肌は普段の生活習慣やスキンケアが大きな原因です。乾燥肌をケアをするためには、洗顔・保湿・紫外線ケアの3つを重点的に見直しましょう。
また、食事や睡眠も肌のバリア機能を取り戻すためには、重要です。スキンケアでも乾燥肌が良くならない方は、規則正しい食事や質のよい睡眠を心がけてください。