化粧水の役割と使い方
化粧水はスキンケアに欠かせないアイテムですが、化粧水にどのような役割があるのかご存じでしょうか?
今回は化粧水の役割と正しい使い方をご紹介いたします。
化粧水の役割とは?
基本的に化粧水には、洗顔やクレンジングによって水分が失われデリケートになった肌に水分を補うという役割があります。
じゃあお湯だけで顔を洗った時、化粧水はいらないの?と聞かれたら答えはNOです。肌の水分は外気や加齢などによっても失われてしまいます。そのため、お湯だけで顔を洗った場合でも化粧水は必要です。化粧水によって肌表面の角質層が潤った状態の肌は、美容成分がよりお肌に浸透しやすい状態になっています。そのため、その後に使う乳液や美容液などの有効成分の効果をより発揮させやすくする働きもあります。もちろん化粧水には肌に水分を補うという役割だけでなく、配合されている成分によって様々な効果が期待できます。例えば収れん性(引き締め効果)のある化粧水やふき取り用のものなどです。
正しい使用量はどのくらい?
化粧水はどのくらいの量を使用するのが最適だと思いますか?何となくこのくらいかな、という感じで使用している方も多いのではないのでしょうか。化粧水の効果を最大限発揮させるために、メーカーによって推奨されている規定量があれば、それに従うのがいいでしょう。
問題は「適量を使用」とされている場合です。肌の状態や肌質によって適量は異なるので、迷う方もいるかと思います。一回の使用量の目安は、500円玉大くらいの量です。それで多いなと感じた場合は減らせばいいですし、少ないと感じた場合は多めに使用しましょう。基本的に化粧水は成分の8割が水なので、多めに使用しても問題はありません。
とはいえ、化粧水は角質層までしか浸透しません。角質層は約0.02oの厚さしかないので、あまりにも多く化粧水をつけすぎると浸透しきらず肌に残ってしまいます。そうなると、残った化粧水が蒸発して肌を乾燥させてしまいます。そのため、つけすぎには注意が必要です。
正しい化粧水の使い方は?
化粧水をつける時にコットンを使用する人と、手で直接付ける人がいると思います。実はどちらにもメリットとデメリットがあります。もし使用している化粧水がどちらかを推奨している場合は、それに従うのが一番です。しかし、基本的に自分が好きな方を選んで問題ありません。
手でつける場合
【メリット】
肌への刺激が少ない。
手の温度で化粧水が温まり、浸透効果が高まる。
化粧水をつけながら肌のコンディションを確認できる。
コットン代がかからない。
【デメリット】
小鼻の脇や目尻など、細かい部分が均一につきにくい
化粧水を手に出すときにこぼれやすい。
コットンでつける場合
【メリット】
肌に均一になじませることができる。
コットンパッティングをすることで、血流が促進される。
【デメリット】
化粧水の使用量が多くなってしまう(肌への摩擦を軽減するために、コットンにたっぷり化粧水をしみこませる必要がある。)
こすると、肌にダメージを与えてしまう。
コットン代がかかる。
どちらの方法で化粧水をつけても問題ありませんが、敏感肌の方やデキモノがある場合はより刺激が少ない「手」で化粧水をつけるのがオススメです。また、手でつける場合もコットンを使用する場合も、一度にたっぷりつけると肌にはあまりなじみません。化粧水をしっかり肌になじませるには、少量ずつ重ね付けするのがポイントです。そして、パッティングにも注意が必要です。あまり強くパッティングすると、その刺激が肌荒れの原因になる可能性があります。肌はデリケートなので、優しく扱いましょう。
自分のお肌を健やかに保つために、正しく化粧水を使用しましょう!