<肌と年齢>30代のお肌の特徴

女性の肌は年齢によって、質が大きく変わります。女性はホルモンのバランスや老化によって肌は大きな影響を受けています。30代のお肌の特徴は大きく5つの特徴があります。

 

1.皮脂の量が20代よりも減少し、バランスが整う
2.肌のターンオーバーが20代より遅くなり、ハリの低下やくすみができやすい
3.毛穴が目立ちやすい
4.季節の変化に対して肌のトラブルが発生しやすい
5.ストレスによって肌質のダメージが出やすくなる

 

30代になってくると女性ホルモンのバランスが整うため、過剰な皮脂の分泌が減少します。これは、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌が周期的に安定し、肌の皮脂量が安定するためです。若い時肌のテカリがある悩みもこの年齢になることで、安定します。10代、20代で皮脂の分泌が多くて脂性の人でも、30代になると肌の皮脂量が減ってきます。そのため、昔のままの化粧品と相性が合わなくなってくるケースも増えてくる時期でもあるのです。

 

透き通ったハリのある肌の20代から、30代になるとくすみができやすい年齢になります。それは、人間の肌細胞の分裂が遅くなるためです。20代では、肌の細胞は月経周期のサイクルで入れ替わると言われていますが、30代になるにつれて徐々に長くなっていきます。それが原因で発生する初期の段階が、くすみの発生です。肌細胞は黒い色素はなく、もともとある人間の肌の色しかありません。ですが、紫外線や刺激物によって、肌細胞のメラニンが蓄積していきます。20代の場合は、こうした肌本来の色がある細胞があったとしてもターンオーバーが早いため、長期間肌表面にあることはありません。ですが、30代になるとこの周期が遅くなるため、肌の色がくすみがちになります。

 

毛穴が目立ちやすくなるのも、30代の肌の特徴です。20代のような皮脂分泌がないにも関わらず、目立つようになります。特にセラミド層の保水力の低下による、肌の乾燥が起こりたるみ発生するからです。皮脂の分泌が減少することで、乾燥肌気味になります。乾燥肌になることで、肌の保水量が減少し肌の木目が減少します。そのため、毛穴が開く肌トラブルが発生しやすくなります。

 

30代になると感じる肌の特徴に、季節の変わり目に肌トラブルの発生が増えてきます。具体的には、秋から冬にかけての乾燥、春から夏にかけての紫外線増加による肌のくすみです。20代は一種類の化粧品で年中対応できる肌だったものの、30代になると、同じ化粧品では太刀打ちできない人も多いのがこの年齢です。季節によって肌の悩みに対してとの時の肌にあった化粧品を選んで使用することが大切な年齢になります。

 

最後に、ストレスで肌のダメージが如実に出やすい年齢になります。お酒や喫煙といった嗜好品を好んでいる場合は、そのダメージが肌に出てくるようになります。具体的にはお酒を飲んだ次の日の肌のハリが悪い、喫煙によるシワやたるみの影響が一気に出てくる年齢です。また、無理な暴飲暴食によって、次の日の肌が脂性、バランスの悪い食事によって乾燥肌といったダメージが出やすい年齢です。

 

1〜5の悩みを30代の年齢で解消するには、スキンケアアイテムで季節や自分の生理周期の肌に合わせて使うものをしっかり選ぶ、栄養バランスが取れた食事、睡眠の質を下げないのがポイントです。30代の肌はセラミド層の水分量の減少が顕著になってくるため、しっかり保湿のケアがポイントです。化粧水や乳液を使用して肌の水分量を維持することを心がけます。また、老化によるターンオーバーの乱れは避けることはできませんが、バランスの良い食事と睡眠の質を維持ができれば、肌のダメージをリカバリーできる年齢になります。

 

 

<肌と年齢>30代のお肌の特徴