乳液&クリームの役割と使い方

乳液の役割

乳液は、水分と油分がバランスよく含まれており、この油分が肌の表面に薄い膜を作ります。
また、皮膚から水分が蒸発するのを防ぐだけではなく、乳液には肌を滑らかにするはたらきもあるのです。最近ではコラーゲンやヒアルロン酸、ビタミンや尿素など、美肌効果が期待できる成分が含まれている商品も展開されているので、お肌のコンディションを整える作用もあります。

 

 

クリームの役割

クリームの成分は乳液とよく似ていますが、異なるのは油分の量です。
乳液よりも多くの油分が含まれており、水分や乳液で補った水分を閉じ込める役割を担っています。また、潤いを保つだけでなく、お肌を外的な刺激から守るはたらきもあります。

 

 

乳液とクリームを使うタイミング

まず、洗顔をして汚れを取り除きます。
その後、化粧水で水分を補ってから乳液で潤いを閉じ込めます。最後に日焼け止めなどの日中用のケアをします。
夜は、乳液の後にクリームを塗ってしっかりと保湿します。美容液を使う場合は、化粧水の後、乳液の前につけると良いでしょう。

 

 

乳液の使い方

手のひらに適量(1円玉〜10円玉くらいの大きさ)を取り、30秒〜1分程度温めます。
温めることで、肌に浸透しやすくなります。手のひら全体を使ってやさしくなじませます。細かい部分は指の腹を使って塗ると良いでしょう。肌のべたつきが気になる夏は、乳液を含ませたコットンでふき取るようにすると、さっぱりとします。コットンで強く擦りすぎると肌への刺激になってしまうので、軽いタッチで使うことがポイントです。また、クリームタイプのパックは乳液の代わりに使うことができます。

 

 

乳液の特別な使い方

紫外線や乾燥で肌のコンディションが良くない時には、いつものスキンケアに加えて、コットンパックをすることをおすすめします。
コットンに乳液を適量含ませ、気になる部分に貼り付けて5分〜10分待ち、ゆっくりとはがします。肌に残った乳液は、手のひら全体でやさしく肌になじませます。コットンパックが終わったら、肌がしっとりと潤っていることが実感できます。

 

 

クリームの使い方

人差し指の先くらいの量を、おでこ、頬、鼻、あごに置き、指の腹全体を使って伸ばします。
ある程度なじんできたら、手のひら全体でやさしく包み込むようにして顔全体に浸透させます。手をくるくると回すように塗ると、摩擦によってお肌がダメージを受けてしまうので、手をゆっくりと押し付けるようにしましょう。
べたつきが気になる場合は、クリームの量を調節したり、ティッシュで軽くおさえてみたりしてださい。また、脂性のお肌の方は、クリームを使うときに少し注意が必要です。
クリームを塗るとべたつきやすいので、小指くらいの少量を使い、Tゾーンには少なめに塗ります。秋から冬にかけて乾燥する時期は、顔だけでなく全身に保湿クリームを使い、マッサージするように塗ると良いでしょう。

 

 

クリームの種類と選び方

保湿クリームには、さっぱりタイプ、しっとりタイプ、こってりタイプなど様々な種類があります。
脂性のお肌の方や、べたつきが苦手な方は、さっぱりタイプのクリームを使うことをおすすめします。普通肌の方や、べたつきが気にならない方はしっとりタイプを選ぶと良いでしょう。乾燥が気になる方は、しっとりタイプよりも保湿力の高いこってりとした感触のものを使ってみてください。さらに、近年はニキビケアやエイジングケアなど、特定のお肌の悩みに応えた商品も数多くありますので、お肌のコンディションに合わせて選ぶとよいでしょう。

 

 

まとめ

今回は、乳液とクリームの役割と使い方についてお伝えしました。
ご自分のお肌に合った乳液やクリームを見つけて、健やかなお肌を目指しましょう。