≪部分痩せ≫背中痩せダイエット
年齢は、背中にあらわれます。
背中に余分な肉がついていると、それだけで老けて見えてしまいます。パソコンやスマホ作業の影響もあり、肩甲骨が背中の肉に埋もれ、猫背気味の人が若い世代にも増えています。背中や肩の肉が盛り上がっているようなら、適切なストレッチなどをおこない、後姿を美しく整えましょう。天使の羽根とも呼ばれる肩甲骨が、くっきりと分かるような背中を目指しましょう。
背中に肉をつけないために
背中に余分な肉をつけないためには、正しい立ち方や座り方、正しい歩き方をマスターすることです。
すでについてしまった背中の肉も、正しい姿勢を心がけることで徐々にとれていきます。背中に肉がつくと、猫背気味になってしまい血流が悪くなります。すると、体全体が不調におちいりやすくなりますが、顔のタルミにも影響してきます。首から背中にかけて広がっている大きな筋肉の僧帽筋(そうぼうきん)は、顔を引っぱり上げる役割もしています。常に背筋を伸ばし、余分な肉をつけない習慣をつけましょう。
正しい立ち方
耳の穴、肩、股関節、くるぶしが一直線になるように立ちます。
あごは心持ち上にあげ、軽く胸を張って、肩に力を入れず、背筋を伸ばします。お腹を引き締めて、腰は反らし過ぎず軽く反らすようにしてお尻を引き締めます。重心は足の真ん中に来るように意識します。
イスの正しい座り方
耳の穴、肩、股関節が、一直線になるように腰かけます。
あごは心持ち上にあげ、軽く胸を張って背筋を伸ばして座ります。背もたれがあっても、もたれないようにします。
正しい歩き方
目線は前に、あご先はほんの少し上げ、背筋を伸ばし、お腹をへこませ、腰は反らせすぎないようにしてお尻を引き締めます。
けり出すときのひざは真っすぐに伸ばすように意識し、つま先でかりだし、かかとで着地します。
背中の肉をとるストレッチ
背中の肉は自分では見えないため気づきにくいものですが、放っておくと血流が悪くなり、
肩甲骨の可動域も狭くなり、スムーズな身のこなしができなくなってしまいます。簡単なストレッチをして背中のムダ肉をとり除きましょう。
肩、首、耳たぶのグルグルまわし
右手を右肩に、左手を左肩に乗せ、ゆっくり大きく内まわし10回、外まわし10回おこないます。
次に、首をゆっくり大きく右回り5回、左回り5回おこないます。最後に、両手で耳たぶを持って、前まわし10回、後ろ回し10回おこないます。
背そらし
足幅を少し広げて立ち、手は後ろで組みます。
上体を反らせながら組んだ両手を上に引き上げ、息を吸いながら首を無理のない程度に反らせ、息を吐きながら脱力します。この動作を5回ほどおこないます。
肩甲骨開き
立ったままでもイスに座ったままでもよいので、体の前で大きなボールを抱えるように手を組みます。
次に、頭を前にゆっくり倒しながら、腕を伸ばして肩甲骨を開き10秒ほどキープします。
バックシェイクハンド
右手を上から左手を下から背中にまわし、指をつかみます。
もう一方も同じようにおこないます。どちらか一方がつかめない場合は、上半身にゆがみが生じています。毎日お風呂上りなどに2〜3回交互にくり返しておこなうと次第に背中の肉がとれ、両方とも指がつかめるようになります。毎日続けることで、肩の高さのバランスが整い、スタイルがよくなります。
まとめ
背中の肉がとれると、腕を動かしたり、後ろを振り向いたりする何気ない動作がが美しく見えます。
立ち方や座り方、歩き方に気をつけ、簡単なストレッチを習慣にすると、美しい背中は手にはいります。背中ダイエットはそれほど難しいものではありません。毎日背中を意識して、美しい肩甲骨をよみがえらせましょう。