≪部分痩せ≫太ももダイエット

体の中でも大きな筋肉の太ももを鍛えると基礎代謝が上がり、効率よく痩せることができます。
太ももに筋肉がつくと、猫背やぽっこりお腹が改善され、体を横から見たときに耳、肩、臀部、膝、足首がほぼ一直線になり、姿勢美人になれます。その他にも、太ももに筋肉がつくと下半身にパワーがつくことによって、立ったり座ったりする動作にキレがでてきて、階段の上り下りや長時間の歩行も苦痛でなくなります。

 

 

太ももの裏に筋肉をつける

太ももの前の筋肉を「大腿四頭筋」、太ももの後の筋肉を「ハムストリングス」といいます。
太もものサイズが同じでも、太ももの後ろのハムストリングスに筋肉がつくと、ヒップアップ効果があるので痩せて見えます。ハムストリングは大腿二頭筋(だいたいにとうきん)、半膜様筋(はんまくようきん)半腱様筋(はんけんようきん)の3つから構成されています。

 

ハムストリングスを鍛えるストレッチ

ハムストリングをストレッチすると血行が改善され、不要な老廃物や二酸化炭素がスムーズに体外に排出できます。

 

■スクワット
肩幅くらいに足を開いて立ち、顔は正面を向いてひざが90度になるまでゆっくりしゃがみます。
しゃがむときに息を吸って、腰を落した姿勢をキープして、ゆっくり息を吐きながら元に戻ります。1日に1セット10回を朝昼夜に合計3セットおこない、慣れてくると1セットを20回くらいに増やしていきます。

 

■前屈
立った状態で前屈をして、ハムストリングスをストレッチします。このとき、できるだけお尻を天井の方に突き出すイメージで、太ももの裏側全体を伸ばしましょう。

 

■タオルを使ったストレッチ
仰向けに寝転んだ状態でタオルに足を引っかけて、手前に引き寄せます。
太ももや肩に力が入らないように、そして膝が曲がらないように注意しましょう。

 

■バックエクステンション
うつ伏せで寝て、背中を反らして上体を上げます。

 

■その場足踏み
背筋を伸ばして立ち、ももを高く上げて腕を大きく振ってその場で足踏みをします。
気が付いた時に2〜3分おこなうと、基礎代謝が上がりダイエット効果が得られるとともに、骨盤の歪みや猫背の矯正になります。1sくらいのダンベルを持って行うと、より負荷がかかり効率よく痩せます。

 

 

太ももの前の筋肉を鍛える

太ももの前面に位置しているのが「大腿四頭筋」です。
「大腿四頭筋」は大腿直筋、外側広筋、中間広筋、内側広筋から構成されています。大腿四頭筋は鍛えれば鍛えるほど基礎代謝を上げることができカロリーも消費しやすくなります。

 

大腿四頭筋を鍛えるストレッチ

 

■仰向けに寝て前ももをほぐす
両足を伸ばして床に座り、左足だけ正座の状態のようにかかとをお尻につけて座ります。
そのままの状態で体を後ろに倒し、仰向けになります。手は両脇にそって流し、手のひらは床につけます。もう片方の足も同様におこないます。

 

■うつ伏せに寝て前ももをほぐす
左足のつま先を左手で持ち、かかとをお尻につけます。もう片方の足も同様におこないます。

 

■イスに座って前ももを伸ばす
イスに浅く座り、足は肩幅くらいに広げます。
左のひざ裏に手をそえて真っすぐ伸ばします。高く上げすぎないように股関節から足先まで一直線に保ち、20〜30秒キープします。もう片方の足も同様におこないます。

 

 

まとめ

太ももの筋肉を鍛えると、引き締まった美脚が手に入るとともに、基礎代謝が高まり、太りにくくなります。
若いうちから意識して下半身をしっかり鍛えておかないと、やがて年をとると、ひざの傷や足の不具合を引き起こす原因になります。太ももの前や後ろを鍛えてスリムな美脚を手に入れるとともに、下半身の衰えを予防しましょう。